ただいま、ALBEYの実戦投入を計画中。

ターゲットはコイ。
釣り方は投げ竿によるぶっ込み釣り。

道糸:ナイロン5号
オモリ:15号。
仕掛け:ダンゴ+食わせエサ。

組み合わせる竿はまだ決まっていない。


でもその前に。

早急に解決せねばならない問題が。


その問題とは「食わせエサ」。
現在私の脳内で物議を醸し出しております。


仕掛け

今までは、

1:ドバミミズ
2:缶詰トウモロコシ

を使用して来ましたが、
どちらも今のところ決め手に欠けておりまして。




まずドバミミズ。
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魚があまり動けない(たぶん食欲もない)
春の寒い時期には効果絶大。

しかし、水温が上昇し、
魚の活性が高くなってくると、
コイが寄ってくる前に、
小魚たちに速攻で八つ裂きにされてしまいます。
特に今は夏なのでジャミにフルボッコされること請け合い。
エサ持ちがすこぶる悪い。




次に缶詰コーン。
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これならあんまりコイ以外の魚には好かれないだろう・・・
と思っていたら実はそうでもなく、
普通にフナとか食って来ます。
ウグイやギルも大好きみたい。

さすがにミミズよりはエサ持ちがいいようですが、
シーズンインした6月以降になると、
やはりジャミの猛攻を受け、30分も持ちません。

もっと持ちが良いエサを探すのが緊急課題。

できれば入手が楽ちんで、
低コストなもの。


さて、どうする。
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そうだ!
ずっと前(10年近く前?)に買ったボイリーがあったぞ!
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年末の大掃除に、物置から偶然発掘されたものです。
いったんゴミ袋に入れられましたが、
ふと思い直して救出、保管していたもの。

このボイリー、
ユーロカープが流行り始めた頃、
上州屋で買ったもの。
たぶん10年ぐらい前だったとおもう。

でも一匹も釣れたことがなく(アタリすらなかった)、
速攻でお蔵入りした経緯が。

まあ、今思えば、
バス釣り中によく見かける見えゴイに
ちょっかいを出してみようと思い、
寄せエサのダンゴは使用せず(めんどくさいから)、
ボイリー1個を単独でぶっ込むという、
「ワームの放置プレイ」的な
かなりナメた釣り方だったからだとおもう。

そう言えば、今では上州屋のエサ売り場から
すっかり姿を消してしまいました。
きっとみんなもあんまり釣れなかったのね・・・。

そもそも現在バークレーでは、
このバズベイトの生産をやめてしまったようであります。
その理由はおそらく、お察しください



まあ、いいじゃん。試してみよう。
なんかおもしろそうだぞ。

俺だって、あの頃と今では、
鯉釣りのスキルが格段に進歩したのだ!



というわけで、
ジャーン。
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10年の時を経て蘇った、
バークレーのボイリー「BUZZ BAIT(バズベイト)」。
味は「ロイヤル・ハニー」だって。
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甘〜い、甘〜い、はちみつ味さ。
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この「ボイリー」というものは、
直径20ミリの硬いお団子状のエサ。
ヨーロッパ生まれ。
あそこの人たちの頭の中、超おもしろい。
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これならコイか亀以外、食えるやつはおるまいて。
エサもち抜群(たぶん)。
ジャミ対策には効果がありそうだ。



さて、開封の儀。
一旦開けてしまってから10年近く経ってるけど、大丈夫かなあ?

当時は説明文なんかろくに読まなかったけど、
どれどれ・・・
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はぅあ!


パッケージには「熱で傷みやすい」との表記が!
「温度が25℃以下のところで保管」とも書いてあるぞ?

今時、本州で夏に25℃を突破しないとこなんてないでしょう。
しかも冷房なんかもちろんない物置だぜ。
この10年近くの間、
余裕で30℃を突破した日々もあっただろうさ。


こりゃあ、きっとダミだぁ・・・。
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そう言えば昔、
パンパンに膨らんだ超古いみかんの缶詰を
缶切りで開けてみたことがあったな・・・(遠い目)。

絶対腐り汁が吹き出すと思って
ゴム手&保護メガネ&マスクという
完全装備で挑んだら、
わりと普通に開いたので逆にびっくりしたもんさ。

しかも、おそるおそる口に入れて見たけど、
(よいこは絶対にマネしないでください)
速攻で吐き出すほどではなかった。

むしろ普通に食えそうだったんだぜ。
少し金属風味だったけど・・・。



そんな追憶を誘った
10年間熟成してビンテージものと化したであろう
このボイリー。

さて。
怖いもの見たさで、袋を開けて見ましょう。
う〜、ドキドキする〜。

今回はゴム手&保護メガネ&マスクなんかしない。
素手で行く。
俺、勇者。

オープン!
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あれ、カビは生えてないな。
どんだけ防腐剤が入ってんだよ。
確実に人が食ったらやばいレベルだろうな。 

しかしなんか前より色が黒くなってる気がするぞ。



のわっ!!!
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くっ、くっせえ!!

袋からいきなり立ち上る強烈な異臭。

これは・・・
今まで嗅いだことのある何ものでもないぞ。

まったく新しい香りだ。

強いて言えば・・・

うう・・・何かに例えようと努力しても・・・
言葉がまったく思いつかない。

こういう例え話、わりと得意な方なんだけどな。
チーズビットの香りがゲロの匂いに似ているとかさ。


仕方がない。
こうなったら、もうこの人に頼るしかない。

へんな漫画「刃牙」に出てくるオリバさんに解説していただきましょう。

それでは、オリバさん、お願いします。
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オリバさん





・・・完璧なバランスだそうです。

どうやら聞く人を間違えてしまったようですね。




しかし、ある意味では確かに「完璧」なのだ!

そう。
完璧なまでに、
別の物質と化している!

中身は別の物質と化しつつも、
外観は元の形態を保っているという奇跡。
 
腐敗系の臭いではないけれども、
強いて言えばお酒系?
発酵系の臭いですかね。

自然由来なのか、
ケミカル由来なのか、
それすらわからない、
超、怪しい臭い。

味?
知るもんか。
きっと口に入れた瞬間に死ぬ。 

もちろん甘〜い、甘〜い、はちみつの気配は・・・
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皆無。


可愛い可愛いはちみつ姫ちゃんは、
10年の時を経て、
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こんな立派な成長を遂げました。
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・・・とまあ、
調子に乗ってちょっと大げさに書きましたが、
実際の匂いは屋内で開封しなければ
たぶん大丈夫なレベル。
鼻がもげるほど・・・ではないかも。

正確には、もげる寸前というところでしょうか?

ボイリー本体も、
直接くんくん嗅ぎさえしなければ
素手で触ってもまあOK、と思える程度かなと。
神経質な人でなければ。

コイにとっては?

うーん、あいつら、かなりのゲテモノ食いらしいし。
なんか、バナナとか色々発酵させて(腐らせて)
オリジナルエサの研究してる人たちもいるぐらいだ。
答えは直接コイに聞いてみるしかない。

あのオリバさんも「完璧」と太鼓判を押してるし、
たぶんイケるぜ!

よし、テストしてみましょう。


はい、テナコトデ、
この「ビンテージ・ボイリー(10年モノ)」、
「へんな道具」に認定!



さっそく実戦テストだ。
問うべきはふたつ。

1:ボイリーはホントに食わせエサに適しているのか。
2:変質した10年前のボイリーって使えるのか?

この劇物、
取り扱えるのは選ばれた勇者だけ。
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食ってくるコイも、
きっと選りすぐりの強者でしょう。

うーん、面白くなってきたぞ。





つづく